ディズニーの入園者数って、実際どのくらい変わっているか気になりませんか?
値上げが続いているのに相変わらず混んでいるし、外国人観光客も増えているような気がするし、コロナ前と比べてどう変化したのか調べてみました!
年間の来園者数やリピーター率、外国人観光客の割合など、具体的なデータを集めて分析してみたので、ディズニー好きの方はぜひチェックしてみてください!
コロナ前後でディズニー入園者数はこんなに変わった
まず気になるのが、コロナ前後でディズニーの入園者数がどれくらい変化したかですよね。
2019年には年間で過去最高の約3,250万人が東京ディズニーリゾートを訪れていました。
一日平均で約51,000人という計算になり、まさにディズニーブーム絶頂期だったんです。
しかし2020年以降、感染症対策による一時閉鎖や入場制限で大幅に減少しました。
2020年は年間わずか756万人まで落ち込み、前年の約4分の1という衝撃的な数字でした。
💡2023年度の実績は2,630万人まで回復
最近では回復傾向が顕著で、2023年度には2,630万人が来園しています。
これはコロナ前の約8割まで戻った計算になり、予想以上の回復ぶりといえるでしょう。
年代別のデータを見ると興味深い変化も見えてきます。
2023年の来園者のうち、40歳以上の割合が9,132,324人と全体の約33%を占めており、これは2018年の約21%から大幅に増加しています。
ネット上では「最近ディズニーで大人の来園者が増えた気がする」という声もよく見かけますね。
実際にデータを見ると、確かに高年齢層の来園が増えているようです。
値上げしても減らないディズニーの魅力と戦略
ディズニーといえば、ここ数年でかなりチケット価格が上がっているのはご存じの通りです。
2023年10月からは変動価格制が6段階に拡大され、最も混雑する時期の大人1日券は1万900円と初めて1万円を超えました。
以前は7,900円から9,400円の4段階だったのが、現在は7,900円から1万900円の6段階になっています。
「ディズニー1万円」というワードがSNSでトレンドになるほど話題になりましたが、それでも来園者数は減っていないんです。
これにはオリエンタルランドの明確な戦略があります。
実は、同社は「1日当たりの入園者数の上限をコロナ禍前より引き下げる」方針を発表しています。
💡値上げと入園者数制限はセットの戦略
つまり、値上げによって来園者数をコントロールし、ゲストのパーク体験の質を向上させることが目的なんです。
一見すると客離れを起こしそうな戦略ですが、実際には顧客満足度の向上につながっているようです。
吉田社長は「入園者数の上限を引き下げる可能性について議論していた」と明かしており、これは長期的な視点に立った経営判断なんですね。
一方で「値上げで行きにくくなった」という声もあります。
ただし、混雑が緩和されることで待ち時間が短縮され、結果的により多くのアトラクションを楽しめるというメリットもあるわけです。
外国人観光客の急増とパーク内の変化
最近ディズニーに行くと、外国語が聞こえてくることが多くなったと感じませんか?
実際に、パーク内で聞こえてくる言語は日本語よりも中国語の方が多く、外国人の方が日本人より多い状況になっているという報告もあります。
これは円安の影響が大きく、外国人から見ると日本のディズニーチケットが相対的に安く感じられるためです。
例えば、アメリカの平均時給は約5,000円と日本の5倍程度で、為替を考慮すると1万円のパークチケットも外国人には2,000円程度の感覚になります。
🔧多言語対応の拡充
1. 園内放送に中国語を追加
2. アトラクションの注意書きを多言語化
3. ショップやレストランで中国語表記を増設
運営側も外国人観光客の受け入れ態勢を整えており、以前は日本語と英語のみだった案内が、現在は中国語も加わっています。
中国人観光客が日本のディズニーを選ぶ理由として、本国の上海ディズニーランドは非常に混雑しており、香港ディズニーランドは世界一狭いため何度か行けば満足してしまうことが挙げられます。
「最近パーク内の雰囲気が変わった」という声も聞かれます。
文化の違いから生じる課題もあるようですが、これも国際化の一環として受け入れていく必要があるのかもしれません。
驚異のリピーター率90%超えの秘密
ディズニーの強さを語る上で欠かせないのが、そのリピーター率の高さです。
東京ディズニーリゾートの来園者の90%以上がリピーターという驚異的な数値を記録しています。
これは他のテーマパークと比較しても圧倒的な数字で、ディズニーの大きな強みの一つなんです。
このリピート率を支えているのが、25,661人もの従業員(キャスト)による徹底したサービスです。
正社員5,631人、パート・アルバイト20,030人が一丸となって、ゲストに感動を提供しています。
✅リピーター戦略のポイント
・内部向け施策でキャストのモチベーション向上
・季節ごとのイベントで新鮮さを演出
・新アトラクションの継続的な導入
・顧客体験の質を重視した運営
「ピープル・ビジネスとはリピートビジネス」という考え方のもと、外部向けの集客施策だけでなく、内部向け施策も同じように強化しているのが特徴です。
実際に何度も通っている人の声を聞くと「行くたびに新しい発見がある」「キャストの対応が素晴らしい」といった感想が多いですね。
それでも「最近混雑がひどくて楽しめない」という意見もありますが、入園者数制限の効果で今後は改善される可能性があります。
ディズニー入園者数は戦略的にコントロールされている
調べてみて分かったのは、ディズニーの入園者数は単純に「多ければ多いほど良い」という考え方ではないということです。
コロナ前の3,250万人から一時は756万人まで落ち込みましたが、現在は2,630万人まで回復し、今後は質を重視した運営にシフトしています。
値上げと入園者数制限を組み合わせることで、収益性と顧客満足度の両立を図る戦略は、他の企業にとっても参考になる取り組みといえるでしょう。
外国人観光客の増加やリピーター率の高さも、ディズニーが単なるテーマパークを超えた存在であることを物語っています!