JCBザ・クラスといえば、多くのクレジットカードファンが憧れる最上位カードですよね。特にディズニーファンにとって夢のような特典だったのが、東京ディズニーランドの会員制レストラン「クラブ33」への抽選参加権でした。でも実は、この特典は2019年にひっそりと終了してしまったんです。
ネット上では「クラブ33の特典復活しないかな」という声も多く見かけますが、実際のところどうなんでしょうか?なぜ終了したのか、復活の可能性はあるのか、そして現在のJCBザ・クラスのディズニー特典についても詳しく調べてみました!
JCBザ・クラスのクラブ33特典はいつ終了したの
JCBザ・クラスのクラブ33特典は、2019年7月利用分を最後として完全に終了しました。この特典は正式には「東京ディズニーランド会員制レストラン予約プラン」という名称で提供されており、実は案内文書にクラブ33という名前は使われていなかったんです。
実際にJCBから会員に送られた封書では、「提携会社と協議・検討した結果、満足いただける提供ができかねると判断した」という理由が記載されていました。2019年1月15日の申し込み到着分が最後の受付となり、同年3月から7月までの利用者が最終利用者となったわけです。
この特典の歴史を振り返ると、もともとは確実に利用できる特典でしたが、2017年から抽選制に変更され、その後2018年にはメンバーズセレクションからも一時的に外されるなど、段階的に縮小されていったんです。
特典の変遷をたどってみると
クラブ33特典の変遷は以下のような流れでした
・2016年以前:メンバーズセレクションで選択すれば確実に利用可能
・2017年:抽選制に変更
・2018年:メンバーズセレクションから除外(別途抽選は継続)
・2019年:完全終了
こうして見ると、実は数年かけて段階的に特典が縮小されていったことがわかります。突然の終了ではなく、徐々にフェードアウトしていったというのが正確な表現かもしれませんね。
なぜクラブ33特典は終了したのか
特典終了の背景には、いくつかの要因が重なっていたと考えられます。JCBからの公式発表では「満足いただける提供ができかねる」という表現でしたが、実際にはもっと具体的な理由があったようです。
最も大きな要因として挙げられるのが、JCBザ・クラスの会員数増加です。もともと招待制だったカードが、いわゆる「突撃申し込み」によって会員数が急増し、抽選の競争率が異常に高くなってしまったんです。
また、一部の利用者によるマナー違反も問題となっていました。SNSへの投稿や利用権の転売など、クラブ33の秘匿性を損なう行為が増えたことで、ディズニー側からの信頼を失った可能性があります。
会員数増加の影響
ある情報では、20代でも審査に通過するケースが報告されており、本来の最上位カードとしての希少性が薄れていたことが指摘されています。JCBが確保できる席数には限界があり、急増する会員数に対応しきれなくなったというのが実情のようです。
ネット上では「会員が増えすぎて対応できなくなった」という声が多く見られますよね。実際、私自身も当時のクラブ33の抽選倍率がかなり高かったという話を聞いたことがあります(当時はまだザ・クラスを持っていませんでしたが)。
現在のJCBザ・クラスのディズニー特典
クラブ33特典は終了しましたが、JCBザ・クラスのディズニー特典がすべてなくなったわけではありません。現在も魅力的な特典がいくつか提供されています。
最も注目すべきは、東京ディズニーランドの「スター・ツアーズ」とディズニーシーの「ニモ&フレンズ・シーライダー」内にあるJCB専用ラウンジです。年1回の利用制限がありますが、最大4名まで利用可能で、アトラクション体験前に専用ラウンジでくつろぐことができます。
実際にラウンジを利用した方の体験談によると、「約30分間の休憩時間で、コーヒーやジュースなどのフリードリンクが楽しめた」「キッズスペースもあって子連れでも安心」という声が寄せられています。
そういえば、このラウンジは事前予約が必要で、カードを持参するだけではダメで、1か月前から予約開始となっています。
ディズニーホテルのスイートルーム割引
もう一つの大きな特典が、ディズニーホテルのスイートルーム宿泊割引です。10%の割引率で、以下のスイートルームが利用できます
・ディズニーアンバサダーホテル:ミッキーズ・ペントハウス・スイート
・ホテルミラコスタ:イル・マニーフィコ・スイート、ミラコスタ・スイート
・ディズニーランドホテル:ウォルト・ディズニー・スイート、ディズニー・マジックキングダム・スイート
通常30万円以上するスイートルームが10%割引になるので、実質的にはかなり大きな特典といえるでしょう。ただし、もともとの価格が高額なので、気軽に利用できる特典ではありませんが。
メンバーズセレクションのディズニー特典
年1回のメンバーズセレクションでは、ディズニー関連の特典も選択可能です。2025年度の内容には以下のようなものが含まれています
・東京ディズニーランド プライベート・イブニング・パーティー(抽選)
・ダッフィー&シェリーメイのぬいぐるみとパークチケット2枚セット
・ファンタジースプリングスグッズとパークチケット2枚セット
特に貸切イベントは人気が高く、参加者からは「待ち時間なしでアトラクションが楽しめた」「最前列でショーを観覧できた」といった感想が寄せられています。
クラブ33特典復活の可能性
多くの会員が期待している復活の可能性ですが、正直なところ、かなり厳しいというのが現実です。2019年以降、6年以上が経過しているにも関わらず、JCBからの復活に関する公式発表は一切ありません。
クラブ33自体は現在も営業を続けており、一部の個人会員や法人会員は利用できている状況です。しかし、オリエンタルランドとしては、より限定的な利用に留めたいという方針のようです。
ネット上では「復活を期待している」という声も多く見かけますが、同時に「もう諦めている」という現実的な意見も少なくありません。実際、私も当初は復活を期待していましたが、これだけ長期間復活していないとなると、現実的に考えた方が良いのかもしれません。
復活が困難な理由
復活が困難な理由として、以下のような要因が考えられます
・クラブ33の本来のコンセプトとの乖離
・他のスポンサー企業との公平性の問題
・過去のマナー違反による信頼失墜
・オリエンタルランドの方針変更
特にクラブ33は、もともと企業の重役や大株主の接待などに使われる空間として設計されており、一般カード会員への開放は本来の趣旨とは異なっていたと考えられます。
あ、そうそう、クラブ33は2025年現在でも営業を続けていますが、一般客が入れるルートは非常に限られているのが現状です。
JCBザ・クラスは今でも価値あるカードなのか
クラブ33特典がなくなった今、JCBザ・クラスは果たして価値あるカードなのでしょうか?この点について、現在も保有している方の意見を聞いてみると、意外にもポジティブな声が多いんです。
年会費5.5万円(2025年7月現在)に対して、メンバーズセレクションで年1回もらえる特典を考えると、「実質的な年会費負担は半分以下」という声もあります。特にディズニーペアチケットを選択すれば、チケット代だけで年会費の半分近くを回収できる計算になりますね。
また、JCB専用ラウンジについては、「クラブ33ほどではないけれど、十分に特別感がある」「子連れでも利用しやすい」といった評価も寄せられています。
コンシェルジュサービスの評価も高く、「1コールもしないでつながる」「普通なら通らないような相談もOKしてくれる」といった体験談が多数報告されています。
一方で、「クラブ33目当てだった」という方の中には、他のカードへの乗り換えを検討している方もいるようです。価値観は人それぞれですが、ディズニー特典以外の部分でも十分に価値があるカードだと思います。
実際のところ、恐らく多くの方はクラブ33特典がなくても、その他の特典で十分満足しているのではないでしょうか(推測ですが)。
JCBザ・クラスのクラブ33特典終了は確かに残念な出来事でしたが、現在でも魅力的なディズニー特典が複数提供されています。復活の可能性は低いものの、JCBラウンジやスイートルーム割引など、他では体験できない特典が用意されているのも事実です。クラブ33への憧れは理解できますが、現在の特典内容を踏まえて、自分にとって価値があるかどうかを判断することが大切ですね。
※特典内容や条件については、2025年7月時点の情報です。最新の情報は公式サイトでご確認ください。